文化事業 茶室『叡智庵』

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文化事業 茶室『叡智庵』  レンタル茶室・和室・スペース

本格的茶事、文化活動、掘りごたつで天下人がしていた様な密談、昼寝と幅広く活用できます。

室料等 茶室『叡智庵』価格表20220101  

利用 規約及び手続レンタル・貸 スペース・茶室『叡智庵』利用規約及び手続20220101.pdf

茶室『叡智庵』への道順はコチラ  アクセス

「大名茶人」松平治郷が大名屋敷、「松平不昧の楽園」を造園し、「近代数寄者」益田鈍翁が茶会を催した東京都品川区、JR大崎駅新西口徒歩5分のこの“大崎”の地に「市中の山居」マンションの一角に茶室『叡智庵』はあります。
茶室『叡智庵』は和の総合伝統文化、茶道(茶の湯と煎茶道の融合を目指)の集大成「茶事」を流派に拘らず(※)行い、現代社会に受け継ぐべき伝統文化 (湯澤秀昭『和の伝統文化に学ぶ個と集のバランス―茶事の実践をとおして―』.pdf)を追求し、幅広いサービス提供する為に設けました。

(※)松平不昧は「我流儀立つべからず,諸流皆我流にして別に派を立つることあるべからず」と主張した。

2018(平成30)年4月20日

庵主:證道來果居士(湯澤秀昭)

茶室『叡智庵』

『叡智庵』表示

茶室『叡智庵』はJR山手線大崎駅新西口から徒歩5分ほどのマンション『ハレ大崎 HALE OSAKI』の4階の一角にあり、建物入口左側にその表記がございます。

茶室『叡智庵』表記


扁額『叡智庵』

『叡智庵』扁額は庵主が2012(平成24)年10月29日、第1回茶事「杓底一残水」自会記20121029.pdf開催する為、世田谷区赤堤一丁目戸建て和室に掲げ、2018(平成30)年4月20日この大崎の地に越して来て、茶室『叡智庵』に掲げられました。



蹲:立蹲、手水鉢、水琴窟

赤堤で使用していた手水鉢、水琴窟を何故かこの地に埋めこまれていた立蹲を“ハレ大崎”4階エレベーターホールに設置出来る様、高さをカット再生し、御簾垣(みすがき)(※)と共に設置しました。水琴窟の音色は都心の喧騒の中、心が休まります。
※玄関ドア脇に傘立てを設置していますので、ご利用ください。
(※)すだれに似ていることから、御簾垣と呼ばれています。

待合・控え(見立て)

☟手水を使った後、玄関ドアを開けたロビー全体をこれに見立てています。
車椅子も、エレベーターを降りそのまま、茶室入口のここまで乗り入れ可能です。


☟扁額下の襖引き戸を開けるとすぐ左手に6段の棚を設置してあります。茶室での小物以外の手荷物、道行をコート掛けと合わせご利用頂けます。



☝扁額『叡智庵』の下の襖引き戸を閉め、
☜正面の障子衝立を畳むと水屋と一体化し、席替えに対応します。(以下「水屋」参照)
☝扁額『叡智庵』を掛けた入口、右手にはトイレ、左にはコート掛けを配してありますので、声がけすることなく、自由にご使用ください。
☝トイレ専用のスリッパは使用する習慣がありません。そのままご利用ください。照明の点滅、便器の蓋の開閉、トイレ及び手洗いの水栓の開閉は自動です。性別に関係なく便座は上げずに座ってご使用ください。「トイレマジックリン」スプレーが備えてありますので、必要に応じご使用ください。ペーパータオル、ティッシュペーパーは使用後丸めて備え付けのゴミ捨てへお捨て下さい。直後にご使用される方に配慮し、消臭スプレイをご使用ください。最後に退室の際、手洗いの水滴等「立つ鳥跡を濁さず」の配慮を合わせてお願いします。特にお子さんが使用の場合は親御さんが配慮ください。

ご注意:待合・控え(見立て)エリア等に置いてある「関守石」より先は、作法に従いご遠慮ください。

八畳広間

茶の湯、濃茶席では左、躙口。右、茶道口。席主によって躙口に残された手掛かりを開け、・・・・・・
        茶道口。貴人口から照明を落として躙り口へセット替え

通常、躙口は小間(四畳半以下)に設置されているようです。
天下人、秀吉はこの躙口を何を思い入ったでしょうか?
その様なことを思いつつ躙るのも一考かと思います。
体格の良い方も体験できる様、比較的大きめにしました。
         照明を落として躙り口セット


煎茶道席、及び茶の湯、薄茶席では躙口を貴人口にセット替えし、それぞれのシーンを工夫できます。


        茶道口。躙り口から照明を上げ貴人口へセット替え
襖を開け、手掛かりを残し、扇子で結界を示し、さてどちらの足から・・・・・・
           照明を上げた貴人口セット

茶室は坐礼に加え、二月堂経机及びスツールを使用した立礼の対応もでき、正坐が苦手な方も安心して茶道を楽しめます。

床飾りは用途に応じ、セットできます。
本床(ほんどこ)を前に掘り炬燵を使って打ち合わせ。




 垂発(すいはつ)を使用して、花器、扇、色紙等セットできます。
 盆栽(ぼんさい)の座敷飾り、万年青(おもと)も一考かと


 茶の湯の歴史では書院の本床(ほんどこ)から、


 
 煎茶道の歴史で好まれた踏込床(ふみこみどこ)も、
 

⦿明り取り障子・坪庭

茶室の明かり調整は、北西全面4枚の雪見障子、床の間は梅透かし障子、及び雨戸・照明は2系統8灯の明暗調整器付きLED照明で、夜の演出から間昼間の明るさ調整が出来ますので、暁(あかつき)の茶事から夜咄(よばなし)の茶事及びそのシーンに応じた演出が出来、席主の思いのまま客をもてなせます。

坪庭の雪見障子を全て閉めて、落ち着いたシーンを演出。


 雪見障子中央のみを開け、日差しを演出
          


 坪庭の雪見障子を全て開け、坪庭を更に明るさを演出

          

   坪庭の雪見障子を全て、中央障子を開けると自然光全開の取り込み最大の明るさを演出。右手、紅葉が春、秋を演出。

※雨戸を閉め、床の間の梅透かし障子の光も止めると夜のシーンが演出でき、夜咄(よばなし)の茶事へも対応できます。昼寝はこれですかね!?

※坪庭の風通しの良い大津垣(おおつがき)(※)は高層ビルの都会の様相から、純和風の茶室へと誘います。

(※)竹を前後に1本ずつ編み込んで作った竹垣で、滋賀県の大津は京都の裏で京都は大津の表に当たることから、表と裏を組み合わせているのが名前の由来

 左手、冨士桜『湖上の舞』が春を演出


 右手、もみじは新緑の青紅葉から紅葉、落葉と春夏秋冬を演出

手前座(茶の湯)

夏季、5月~10月は「炉畳」を通常畳に取替え風炉仕様になります。『叡智庵』はマンション内ですので、畳サイズは京畳より小ぶりになります。しかし、手前座横の踏込床の空間(風炉先屏風と畳の間板部)がありますので、手前座の空間は京畳と同じになり、所作がし易くなります。(風炉先屏風は京サイズを使用しています)

現在、夏季・冬季共に茶事の懐石、濃茶手前、薄茶点前のサービス提供で、炭手前のサービス提供はしておりません。


冬季、11月~4月は「炉畳」に取替え炉仕様になります。
夏季同様手前座の空間は京畳サイズの空間が確保できます。


風炉はヤマキ、遠赤外線、電気炭、風炉用500W(200W/500W切替)、
炉は野々田式炉壇セット、炭型シーズヒーター500W(20-100%無段階コントール)
を使用しています。釜の湯を沸かすのに概ね1時間ほど要します。詳細は、お問い合わせください。

手前座(煎茶道)

夏季、冬季共に涼炉でお使いいただけます。座礼では高涼炉をご使用いただけます。



夏季は掘り炬燵の櫓で低涼炉を使用し、大盆一枚に煎茶道具全てを仕組、テーブル仕様の野点風で。


高涼炉、低涼炉とも湯瓶の湯を沸かすのに、概ね15分程度要します。

水屋


☜客の退席後は茶室入口襖(左写真正面)を閉め、水屋側の茶道口と躙り口及び貴人口は障子衝立を畳むことにより、茶室の模様替えがやり易い様、通しになっています。

☟『叡智庵』の水屋(下写真)は時代に合わせた現代のキッチン仕様にしていますので、長時間の水屋準備の負担が少なく済みます。
水栓はアンダーシンクタイプ複合水栓F904C1が設置され、クリンスイUZC2000及びお湯の混合栓となっていますので、茶道に適した塩素を取り除いた硬度50-100mg/Lの銘水、「東京水」と希望する温度の湯・水をご利用いただけます。
手洗い用の薬用洗剤を設置していますので手洗いに使用ください。食器用洗剤は貫入、素焼き部等に入り込み落とし辛くなりますので設置しておりません。茶道具は設置してあるネットスポンジ等を使用して、こすり洗いをしてください。


☜5段の配膳棚(左写真手前)は10客分の配膳準備が余裕をもってできます。
レンタルする道具は水屋棚、配膳棚に当方にて事前に準備いたします。

屋外(屋上ガーデン・スカイラウンジ)



陽気の良いときは、屋外も良いものです。
屋上ガーデンでの野点、スカイラウンジでのテーブル茶道にも対応可能です。“ハレ大崎HALE OSAKI”の5階にあります。

☟屋上ガーデン
写真手前、大崎駅ビル群の並び、緑に囲まれたガーデンテーブルを使用しての野点、テーブル茶道を楽しむことができます。
※風雨の際は使用することができません。
※住宅街ですので、騒音ととられない対応をお願いしてます。




スカイラウンジ☞
写真手前奥ともにスライドドアとなっていて、窓を開けることにより風を通すことができます。雨、強風などの天気に応じ窓の開放を調整し、使用することができます。茶室同様の空調及び熱交換器内蔵の強制排気装置が設置されています。

空調

茶室『叡智庵』には「HEPAフィルター熱交換換気システム」及び「ビルトインエアコン」が設置されています。水屋天井に設置された吸込口では常に、外壁ダクトから外気及び茶室全体の空気をそれぞれ吸い込み、外気温を室内温に温度調整し、HEPAフィルタを通し、茶室吹出口から茶室へ、水屋吹出口から水屋へ送風し、外気を吸い込んだ分量の空気を室外に排気しています。又、快適な室内にするため、茶室と水屋のエアコン吹出口より温度・湿度を調整し送風しています。

吸込口、温度調整、HEPAフィルター




茶室・水屋換気空気吹出口


茶室エアコン吹出口

アクセス

〒141-0032 東京都品川区大崎二丁目7番30号 ハレ大崎4階
Mail : mail@oycg.co.jp
TEL : 03-5719-6311
FAX : 03-5719-6312

JR山手線 大崎駅 南改札口を出て右手、新西口から シンクパークを抜け、徒歩約5分

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